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【ゲーム】ノスタルジック鬱ゲー『No Longer Home(ノーロンガーホーム)』感想と攻略

■No Longer Home(ノーロンガーホーム) ※ネタバレ注意

ボーとアオは大学卒業に向けて、一年間共同生活を送ったアパートから引っ越す準備をしている。ビザが切れるため、アオはボーをイギリスに残し、日本へ帰らなければならない。学生生活を終えることで現実を知り、政府に追い出されることになる二人は、不確かな将来を受け入れようとしていた。さらに、二人が暮らす南ロンドンのアパートの地下深くで、何かが育っていた…

絵の感じと物悲しさに惹かれて購入。


注意事項にこんな事を書いてあるからめちゃめちゃビビりながらやったけど、雰囲気の怖さはあれど血が出たり腕が飛んだりみたいなのはなかった。


BBQのワンシーン。この輪の中にはいりたくなさすぎる…と思ったけど、普通にすんなり入っていくボー。


部屋に入ったら突如存在していてびっくりした。


ボーとアオが仲良くなりだした頃の話「フライアリー・ロード」と、大学卒業に伴い二人が離れ離れになる「ノーロンガーホーム」の2本立て。

最初にフライアリー・ロードをプレイすることを勧められたのでプレイしたものの、全く意味がわからない。

その後ノーロンガーホームをプレイ。
時にボーになり、時にはアオになり、家の中を歩き回ったりBBQで友達と会話したりをして2人の1年間の片鱗を垣間見る。

正直、ノーロンガーホームの方もどういう意味かわからない、何を言いたいのか伝わりづらい部分も多い。考察好きな人や読み取り能力の高い人は「なるほど!!」ってなるのかもしれないけど、私はどちらの能力も低いので多分伝えたいことの30%も伝わっていないと思う。

それでも大学を卒業して実家に帰らなきゃならない事や、就職して環境が変わったり、仲の良い友だちと離れる不安や将来に対する焦燥感はすごく共感できた…。
二人に言っておきたいんだけど、よっぽど順風満帆じゃない限り、それは今後もついてまわる問題だからな。覚悟して。私はこの年になってもそれで悩むから。

特に二人は美大出身だけど世間的に才能を認められているわけでもないし、その系統の就職の間口が広いわけでもない。結果目指していたものと違うものに渋々ならなきゃいけない感じや、性別の問題で一般的ではない悩みも抱えて生きていかなきゃいけないから、きっと私が思う以上にいろんな重圧があると思った。

キャラクターの動きもゆったりとしていて、決してサクサクプレイできるわけじゃなく、最初の方は「さっさと歩けや!」と思っていたけど、2人の事をわかっていくうちに「この足取りの重さも精神的なものから来ているのかも…」と思ってしまった。

ノーロンガーホームをクリアした後に、もう一度フライアリー・ロードをやるとまた見え方が変わってくる。

フライアリー・ロードでアオは自分の事を「私」と言っていたり、パンツ姿ではあるけどどこか女性っぽい服装だなと思っていたけど、ノーロンガーホームでは「私」と言っていない気がするし男性的な格好に感じた。

お互いの悩みをカミングアウトしあって一緒に過ごしたこの1年で変化があったってことなのかもしれない。

”ストーリーに起伏がしっかりあって感情を揺さぶられるゲーム”というわけではないけど、ゲームを終えて布団に入った時に色々考えてしまうような、じんわり侵食してくるタイプのゲームだったな。

作者の体験を元に作られたそうで、ボーとアオの元となった人物が離れ離れになった後に連絡を取り合って作ったっていうのもまた深い何かを感じる。

「ゲームらしいゲーム」を求めている人には正直物足りないと思うけど、ノスタルジーを感じたい…雰囲気を味わいたい…色々と考察や考えるのが好きって人にはおすすめです。

■以下実績関係

基本的にはストレートに行くとほとんどの実績が取れそうだった。

・こんにちは、綾
・電話に出る

この2つだけ未開放だったので再プレイ。

色々調べた所、どうやらBBQメンバーで行うゲーム内での選択肢で実績が得られるみたい。

道を真っ直ぐに進むと電話ボックスが出てきて、その電話を取ると「電話に出る」が解除、そのあと洞窟に行くか住宅街に行くかを選択する場面で住宅地を選ぶと綾に会う事ができ実績が解除できた。

「こんにちは、エスター」「小屋への寄り道」もゲーム内での選択肢で取れそうな気がする(1周目で意識せずクリアになっていた)


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