【ネタバレ注意】葬送のフリーレン 1巻 感想

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魔王を倒した後の世界のお話で、人間に比べて遥か長い時間生きるエルフが主人公。
一緒に冒険してきた勇者が加齢により死んだことで「もっと彼のことを知っておけばよかった」と後悔して、人間を知ろうと旅をするお話。

主人公のフリーレンが冷静なキャラだからか通常シーンはもちろん、バトルシーンもあまり起伏がなく始終淡々としてるんだけど、その独特の雰囲気が凄く良い。

人間にとってはすごく長い時間でも、長寿のエルフにとっては短い時間と感じている感覚の違いが要所要所に見える。
(書物の解読に5.6年かかる事をそんなに大きく捉えていなかったり、花を探して半年滞在していたり)

その感覚で仲間たちとの冒険の痕跡を辿る旅をしてるので、昔は子供だったキャラクターが大人になっていたり、若く元気だったキャラの死を看取ったりと生きる速度の違いがしっかりと分かる。

キャラとの死別も盛大に泣いたりするわけではなく、悲しいけど日常の一幕的に淡々と描かれるのでそれもまた…。
ただ滅多に表情が変わらないフリーレンがたまに流す涙の美しいこと美しいこと。
冷静だけど感情がないわけではないからな。

別れだけではなく出会いもあって、フェルンと一緒に旅するようになってからドライなだけじゃないフリーレンのポンコツな部分や優しい部分が見えてそれもまたいい。

派手さはないけど、胃に優しいファンタジーマンガ。


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