A-11 Hall-A ヴァルハラ)感想 ※ネタバレ注意
「存在すべきでない街」、207x年のグリッチシティの一角にあるバー、『VA-11 Hall-A』。あなたは主人公のバーテンダー、ジルとなり訪れた客にカクテルを作って提供します。客のオーダー通りに作ることも、全く違うカクテルを出すことも可能。提供したカクテルによって物語が変化するサイバーパンクアドベンチャーゲームです。(Amazonより)
Twitch:こちら
コーヒートークの流れからおすすめされたゲーム。
バーテンダー(かわいい)になって、店に来るお客さんにお酒を出したり会話をしたり、家に帰って買い物したりネットしたりする。
コーヒートークにくらべて、レシピがしっかりでてるのでわかりやすいのがよかった。
ただ、必ずしもお客さんが求めてるものを出せば良いわけじゃないのが難しい所。
配信者のお客さんが来たときはニコ動みたいにコメントが流れたりと細かいところに凝ってる。
ステラは耳がピコピコしててすごく可愛い。
アルマは美人だしおっぱいも大きいし、友達思いで仕事のできる素敵な女性だったな。
他にも脳みそ・キラ☆ミキ・同僚の犬が好きだった。
逆に濃い客が多すぎて、同僚のギルの印象が薄かったな…。
色々訳ありっぽい感じではあったけど、なんとなくの匂わせが多くてどういう子なのかはっきりとは理解できなかった。あと主人公のジルと名前が似てるから混乱する。
各キャラクターの相手をしながら、それぞれのめんどくさい部分、いい部分、悩んでいることなどを聞くだけのゲームかなと思いきや、終盤は主人公ジルの苦い思い出と向き合わなきゃいけなくなってくる。
その事で心の余裕がなくなり仕事中にも支障が出る。
それが”考え事をしてしまってお客さんの話を聞いていなかった”とかならまだ理解ができるんだけど、客に対して八つ当たりし始めたり、嫌味を言ったり、つんけんした態度をしたりと仕事じゃなくても最悪だろってくらい態度が悪くなる。
元々お客さんにこんな言い方して大丈夫?とヒヤヒヤすることはあったけど、仕事なのにモロに不機嫌を態度に出す子供っぽい所にちょっと引いてしまったな…。
重い内容だから仕方がないとは言え、お客さんにはそんなこと関係ないし八つ当たりしていい理由にはならない。
いつブチギレられるかと肝が冷えた。
変なお客さんが多いけど、寛大な人らなのは救いだったわ。
お酒も入ってるし、最悪ぶん殴られても仕方がないくらいひどかった。誰か叱れよ。
結局丸く収まったのはよかったし、他の人にも謝ってたけど社会人としてどうなのと思ってしまってジルのことはあまり好きになれなかったな…。
とはいえ、個性豊かなキャラクターもよかったし、海外のゲームとは思えないくらい日本のネタや、翻訳にも違和感がなくて何度も「日本のゲームだっけ?」と錯覚した。
ただ絵には出てこないけど結構エグい下ネタが多いので、苦手な人は苦手かもしれない。
あとは出来上がったカクテルの色が綺麗で美味しそう。(これは失敗したカクテル)
バーって何度かしか行ったことないけど、カクテルの説明や画像を見てると行ってみたくなった。
カクテルを作って話を聞くだけなのでゲーム性としてはあまり高くはないけど、ゆったりとした雰囲気の良いゲームや濃いキャラが好きな人にはおすすめ。