◆ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて
※ネタバレ注意
前回:【第90章 仕事のできるベロニカ】
ふわんふわん飛びながら浮島をさがす。
島を見つけたものの毒霧がすごくて入れない。
これは絶対やばそうだもんな。
目に見える形で結界張ってあるし。
なんかかわいい島を見つけた。ここは安全そう。
あ、これは安全だわ。
だって植えてる木がまぁるくカットしてあるから。
こんな島で争いが起きるわけがない。
色素薄めのミスターポポじゃん。
いや…界王様?
ドブ色の魔人ブウ…かな。
ドブブウ(ドブ色魔人ブウの略)…。
まさか神すらも魔王に負けるとは…。
カミュ、ここ一応人の家だからさ、一旦お伺い立てようよ。
人の家だろうが入ってしまえば家探しOKみたいなのは盗賊の考えやぞ!
ツボ割ったりクローゼット開けてる私が言えることじゃないけども。
ベロちゃんの事でしんみりするシーンが多かったからか、ドブブウは妙にあっさりというかカラっとしているなって思う。
悲しくないわけじゃないんだろうけど、きっと神様は死の捉え方も人間とはちょっと違うのかもしれない。
世界の理の理解度というか。
でもまだ子供なのに一人で居続けるのがちょっと可哀想。
あっさり手に入ったけどあまりにも種火すぎて…軽い火傷くらいしか負わせられなさそう。
ウルノーガの背後から忍び寄って油ぶっかけてから髪の毛か衣服に火を付ければあるいは…。
この入れ物でぶん殴った方がまだ攻撃力高いと思うな。
光る苗木に手をかざすと共有モードで伝説の勇者の映像が見られた。
「ふんふん、なるほどね、確かに!」みたいな顔で聞いていたものの、音声もない断片映像で全然言いたいことわからなかったから、皆が考察厨で助かったわ。
私一人で見ていたら全然意味がわからないまま私の冒険は終了しているところだった。
ここへ来る前に迷い込んだ紫のモヤの島かな…。
神さえ立ち寄らない所に人間である私が…?
…いかんいかん、ベロちゃんが死んでから勇者としての自信と私特有の傲慢さが失われつつある…アイデンティティ崩壊の危機やぞ…しっかりしなきゃ。
最期までドブブウはいい子だったな!!ありがとう!