有給を取って食べる朝マックはうめぇぜ!!
京都に行ってきました。
もう最近いろんなことにモヤモヤしちゃって、何事にもやる気が起こらずしんどかったから安井金比羅宮という縁切り&縁結び神社へ。5年くらい前から毎年行っていたのに去年だけは行っていなかった。
実際、縁切り効果を実感した事もあり(1例として私や周りへ迷惑かけまくってた同僚が、参拝後1~2週間でクビになった)、無宗教だけど安井金比羅宮はめちゃくちゃ信じてる。
事前に口コミを見て気持ちを高めつつ、鴨川のデカすぎる鴨にウケながら安井金比羅宮へ。
本殿へお参りし、形代(願い事を書く札)に願いを記載して岩をくぐってきた。
「◯◯が不幸になりますように」みたいな人の不幸を願った場合しっぺ返しがあったり、願い方次第で思わぬ方法で願いがかなったりするらしいので(脂肪と縁が切れますように=病気になって入院して激ヤセみたいな)、あまり直接的に書かないようする。実際形代を眼の前にすると何書くか忘れそうなので、ちゃんとスマホにメモっていった。
願い事は一つじゃなくてもいいという懐の深い神様なので、縁結びの方は複数願ってきた。
悪縁は切れてほしいけど、良縁はたくさん結ばれてほしいからね。
古いお守りを返して新しいのも買ったし、おみくじも引いた。
ルートの関係でいつも裏から入って表から出るんだけど、風の通りがいいのか毎回向かい風に撫でられる。それがなんか浄化されたような、スッキリとした気持ちになれるのもいい。
霊感とかあるわけではないけど、こういうのは気の持ちようが大事な部分もあるからね。信じるものって救われるはずなので。
帰りは通り道にある天狼院書店へ。
こじんまりとした本屋さんだけどこだわりを感じる本のチョイスだったり、2Fで豚汁定食が食べられたりと、すっかり電子派になってしまった私もこの時だけは生の本を買うと決めているくらい好きなお店。去年行けなかったから楽しみだな。
と思ったら閉まってた。そ、そんなぁ…。
《京都天狼院・定休日のお知らせ》
平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
2024年12月より、金曜日を定休日とさせていただくことになりました。何かとご不便をおかけすることと存じますが、何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
— 京都天狼院 (@kyototenroin) December 5, 2024
しかも行った日からちょうど定休日になっとる。
折角お参りしてきたのに幸先わるいかもしれん…。
いやいや、神様だってめっちゃお願い叶えてるわけだしそんなさっき来たやつの運気まですぐは変えられないか。でもめちゃくちゃ本屋に行きたい。
なぜならオモコロで『真夜中の本屋ダンジョン』の記事を読んだから。

そう、私は感化されやすいのだ。
いつもであれば、安井金比羅宮→天狼院書店→フクロウの森→リプトンへ行くのが私の王道ルートだが、今回はなんかもうめっちゃ本屋に行きたい!!
いうて栄えた場所なので本屋の一件二件はあるだろうし、そこからフクロウを撫でに行けばいい。この時の私はお参りをしたことで気持ちが切り替わったのか「なんかめっちゃ自由かも~~!」と、ここ最近一番心が軽くなっていた。神様ってすごい。
調べてみると案の定、駅前に本屋さんがある。行くっきゃない。
紅葉が見頃できれいだった。
フリースペースがある!手荷物も預かってくれるんだ。
カフェも人がいっぱい&高いことをかんがえると、1時間300円で休憩させてくれたり荷物を預けさせてもらえるのはすごくいいのかもしれない。
ふぐひれがすごい干されてる。なんかすごく面白かった。
いよいよ本屋さんへ。

京都高島屋の5Fと6Fに本屋さんがある。この本屋が潰れてる時代に2階も…?すごすぎる。
いつもの私なら「5Fって結構高いところにあるな…登るのめんどくさいし行くの辞めるか」と思うんだけど、今回は行った。
そして驚きは本屋の横に本屋があること。どっちが先に出したのかわからないけど挑戦的すぎると思ってたけど、実際に行くとそれぞれ違ったタイプの本屋だった。
蔦屋書店はサブカル好きな人にはたまらない感じのめちゃくちゃオシャレな本屋さん。本だけじゃなくおもちゃや工芸品のようなものや食品、香水なんかも売ってる。
作品展示もたくさんされていたり、大判の画集もあったりと、静かなヴィレッジッバンガードって感じ。ソファもあってちょっとした休憩もできる。もう美術館かもしれない。楽しすぎて何周もぐるぐるしてしまった。
ただ、こだわった本屋さんだけにどこに何があるかわかりづらかったり、本屋さんの大きさにしてはジャンルに偏りがある印象。目当ての本を買いに行くというよりは、ふらりと行って気になる本を見つける感じ。
逆に、高島屋自体に入っている本屋さんは誰もが行ったことあるような普通の本屋さん。
蔦屋書店のようなおしゃれな雰囲気はないけど、ジャンルや出版社ごとにきっちりと区分けされてるのですごく探しやすいし見やすい。安心感のある本屋さん。
「本屋が隣同士にあるとか食い合うだろ…」と思ってたけど、それぞれ生き方が全然違うからやっていけるんだ。逆に隣りにあるからこそ移動しやすくて、どっちも行く人がいるのかもな。実際私も両方の本屋へ行き、両方で本を買った。
蔦屋書店の中をぐるぐる回ってると、ふとレジ前の小さいポスターに目が行った。
『御書印帳』
なにそれ?
気になったけどレジ前の少し低い位置に貼ってあるからずっととどまるのも忍びなく、ソファに座って調べてみると、全国500店舗以上の本屋さんでやっているプロジェクト。

対象店舗でご書印を購入して集めることができるという御朱印帳の本バージョンらしい。面白すぎる!
御朱印帳を集めてみたいと思ったことはあるけど、そんなに神社や寺もいかないからすぐ飽きそうだし、「集めたいから」みたいなコレクター感覚で集めるのもなんだか神様に失礼な気がしてたけど、ご書印なら気にしなくていい!ご書印帳自体に本を読んだ記録など、好きなことを書き込んでもいいらしい。(御朱印帳だとなんか書くと失礼な気がする)
こんなの面白すぎる!!と思って早速レジへ。
さっと調べただけだったので、ご書印が有料なのはわかったけど御書印帳がいくらかわからず聞いてみたらなんと無料らしい!!太っ腹すぎる!!(あとからサイトを見たら数量限定で無料だそう)
めちゃめちゃ優しく教えてくれたし、ご書印帳の楽しみ方のチラシもくれて蔦屋書店がだいぶ好きになった。
すんごいしっかりしてる!!!!これが!!!無料で!!!!?
紙がぶ厚めなので、ご書印を貼ってもふにゃっとならない。
すごぉ!!!!これは楽しい!!!
しかも蔦屋書店ではデフォルトの絵柄と、季節替わりの絵柄の2種類から選べるとのこと。こんなの集めたくなっちゃうよ~~~!!
本屋にあまり行かなくなっちゃったからだろうけど全然知らなかった!もっと広がってほしい!
もちろんご書印だけ買って帰ることもできるんだろうけど、折角だからなにか本を買おうかな?という気になりそうだし、対象書店の一覧を乗せてくれているから行けそうな範囲内のお店は行きたくなってる!(ガチの人はそのために旅行先を選んだりもするのかも)
実際、知ってる本屋さんで気にはなってるけど入りづらい感じがあって、前を通るだけにとどまってたお店も対象店舗になってるから今度行ってみよう。
今回天狼院書店が(悲しいけど)お休みじゃなかったら知ることのなかったこのプロジェクト。運命を感じる…。これ、安井金比羅宮の縁結びパワー働いてんじゃないの?!縁って別に人だけじゃないだろうからな、楽しくてワクワクする事との縁を繋いでくれたのかも。
こうして私の安井金比羅宮の信頼度がまた上がるのであった。