■あらすじ■
とある町に、ひっそりとたたずむ一軒の甘味処。熊と鮭が営むこのお店は、夜だけしか営業していません。
提供するのは温かいお茶と、甘いもの一品だけ。今夜も、疲れて泣きたい人々がこの店に迷い込みます。
夢をあきらめた夜、
愛する人を想う夜、
自分のことが嫌いになった夜。
―そんな夜は、この店で涙を流してもいいんだよ。
主人公たちが知らない、もうひとつの視点から綴った描き下ろし52Pに加え、11のお菓子レシピがついています。
(Amazonより)
⬛︎ネタバレ注意⬛︎
読みながら書いているとりとめのない感想メモ。
すでにこの本を読んだ事がある人向けです。
『疲れた人に夜食を届ける出前店』に比べてストーリー要素が強めでその分レシピは少なめ。
疲れている人に料理を届ける形じゃなく、泣きたい気持ちの人がふらりとお店に立ち寄ってスイーツを食べて癒される話。
飛び抜けて変わった話はなくて、良くも悪くもどこかで読んだことがあるような日常の話が多いけど、あたたかい絵柄で子供から老人まで色々な登場人物が出てくるから、いくつか刺さるお話もあって泣いてしまった。
突飛な話はないものの、疲れている人視点の話に加えてその周りの人の視点でのストーリーが描かれているのが新鮮に感じた。1話終わってすぐ別視点のストーリーをやるんじゃなくて、間に何話か挟み少し気が逸れた状態で別視点のストーリーを見る構成になっているのが上手く言えないけどすごくよかった。
好きな具材だけでオリジナルパフェ作ってくれるのめちゃくちゃ良くて食べたくなる。
累計:33,001 円
残り:966,999 円