■あらすじ■
高2で絵を描くことの楽しさに目覚め。猛烈な努力の末に東京藝大に合格した矢口八虎。
藝大2年目を迎え、これまでの課題や講評で芽生えた自分の才能や大学への疑問や不安に美術への情熱を曇らせ、道に迷う八虎に、学外のアート集団ノーマークスと主宰の不二桐緒は新しい視点を与えた。
「新入生」の時期は終わり、大人へのステップが始まる。新しい出会い、新しい課題、美術との関わり方、八虎の人生も新しい局面へ。
夏休みのある日、金も予定も目標もなくむなしく時を過ごす八虎に、高校からのライバル・世田介に「公募展」なるものがあることを教えられ賞金や展示など授業や課題とは一線を画す作品作りの世界を意識する。公募展に挑むか久々にわくわくする八虎を、年上の同級生・八雲と鉢呂が、彼等の故郷。広島へ誘う。広いアトリエで思う存分作品を作っては?という誘いだった。八虎と世田介は鉢呂、訳も、柿ノ木坂桃代とともに、車で広島へ向かう!
(Amazonより)
⬛︎ネタバレ注意⬛︎
読みながら書いているとりとめのない感想メモ。
すでにこの本を読んだ事がある人向けです。
・いっつもワチャワチャ騒がしい3人組かと思いきや、実はすごくしっかり考えてるんだ…。はっちゃんは考えてそうだったけど2人は意外だった(失礼)
・こいつが蟹江か…。もう見るからに嫌な奴の顔しとるわ。ダメだお母さん、絵を渡してはいけない。
・八雲めっちゃ大人…!!!そしてちゃんと自分を振り返って反省できる八虎も偉いよ。
・小さい頃の八雲かわいいな。てっきりケーキ買って来ても、お母さん全く喜ばないかと思ったら喜んでくれて安心したよ…。
・この自己肯定感の高さを見習いたい
・最初ははっちゃんと八雲、仲悪かったのか。
・この仲の良い3人の中に真田さんがいるのが想像できなかったけど、真田さん繋がりで仲良くなって今があるんだ。
・これは重い…。普段あんまり怒りの感情とか出さない八雲がお皿を割ろうとしてたりするの、真田さんの事が大好きだったからなんだ。多分恋愛としても好きだし、何より目指す目標でライバルだから強い憧れを持ってたんだと思う。こんな幸せな感じで生活してた所に急にいなくなっちゃうんだもん、そら辛いわ。
・こんな思いを抱えて3人で藝大入ったのか…。楽しく遊んでる時も「ここに真田がいれば」って考えちゃう時もあるんだろうな…。
・燃やさなくてもいいのに…。
累計:27,545 円
残り:972,455 円