100万円分本を読む:43冊目:満月珈琲店の星詠み 感想※ネタバレ注意

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満月珈琲店の星詠み (文春文庫)

満月珈琲店の星詠み (文春文庫)

あらすじ
満月の夜にだけ開く不思議な珈琲店。優しい猫のマスターと星遣いの猫たちが、極上のスイーツと占星術で、人生に迷える人々をおもてなしする。
Amazonより)

⬛︎ネタバレ注意⬛︎

読みながら書いているとりとめのない感想メモ。
すでにこの本を読んだ事がある人向けです。


2.0

・てっきり悩みを抱えた主人公が不思議な珈琲店にたどり着いて、可愛らしい猫が提供してくれる美味しいスイーツを食べながら自分と向き合いお悩み解決!って話かと思いきや、本当にしっかりと星詠みする話だった。

・占星術と占いの違いをまとめて「占い」と捉えてしまってるくらい知識がないものの占い自体は大好き!ただ残念ながらこの本はそこまで刺さらなかった…。

・各惑星をモチーフとした猫が出てくるけど、数が多くそれぞれ少ししか出てこない上に、「猫の品種名」「見た目の特徴」「猫の名前」「愛称」と、色んな名前で明記されてて誰が誰だかわからない。また、各々の猫同士が仲良しなんだろうなという掛け合いがあって、常連ばかりの店に入ってしまった時のような居心地の悪さがあった。

・星詠みのシーンも主人公の星座と私の星座が一致しないので、他人の占い(星詠み)をずっと聞いてるような感じで親身になれなかった。

・本気の星詠み本として読んでなかった事や実際の西暦が出てくる訳では無いので、「本当か嘘かわからない星の知識をずっと語られてて、話が進まない…流石にこんなに話す店員はいなくない?」と、冗長に感じてしまいどこまで本気で読めばいいのかがわからなかった。途中まで読んでから全く集中できていないことに気づいて「こりゃいかん」と改めて読み返してみたけどやっぱり「今なんの話ししてたっけ?」となってしまった。せめて自分のことも照らし合わせて見られる図があれば参考になったかも。

・作者の星詠みの知識を話したい!って感じが前面に出ていて、合間合間に挟まれる主人公のセリフやモノローグもキャラクターの台詞というよりは言わされてる感があった。

・1章の主人公は40歳独身女性だけど、読んでいても全然40歳っぽい感じがなかった。実際、リアルはそんなもんなんだろうけど、お話の中で40歳と感じられないのでずっと主人公の顔が想像できなかった。あと40歳が5段がさねのバターたっぷりパンケーキを食べたあとに更にデザート食べようと思えるか…?

・あと、課金型の乙女ゲーでサブキャラのエンドを甘くしない意味がわからない。「うーんサブキャラのエンドはぬるめだったな。もっと読みたいからメインキャラにも課金しよ!」とはならんくない?メインキャラだから好きって言うのとは違うしさ。「このキャラ、サブだけど好きかも!」でプレイしてぬるい展開で終わられたら「あー、他のキャラもこんなもんなのかもな」って思っちゃうよ。メインが甘ければ甘いほど、「じゃあサブも甘くしてくれよ…サブだからって手ぇぬいとんのかこのメーカー…」ってなるし、シナリオごとにライター違うとか考えてプレイしてない。(ここは私と宗教が違うだけなのかもしれない。)

・各キャラの設定や出会った人の会話で「あ、これ他の章で繋がるんだろうな」という伏線が読めてしまって驚きがなかった。あと結構ご都合展開も多い。

と、全体的にうーん…という感じではあった。私には合わなかったな。

ただ、自分の出生図は気になったから調べてみようとは思った。


累計:29,833 円
残り:970,167 円

感想
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